その1 | 事前に打ち合わせをしておこう |
新郎新婦と親しい間柄だからこそ撮れるビデオを目指しましょう。そのためには、事前にコミュニケーションをとっておきたいものです。結婚披露宴の進行がどのように進むのか?余興は?お色直しは?など、事前に情報を得ることが大切です。新郎新婦の希望がわかれば、それに適した撮影ができるようになります。
その2 | 祝辞や余興では新郎新婦と一緒に収まる画角で |
主役はもちろん新郎と新婦。乾杯や祝辞、余興のシーンでも、新郎と新婦が画面に入っており、その表情がわかるように撮りましょう。また、別の撮り方としては、来賓のバストショットで写します。その後が長くなりそうであれば、新郎の方にパン。来賓ばかりが写っているような構図は面白みに欠けるので、撮影する角度やアングル、写る大きさ意識して撮影するようにしましょう。
その3 | 列席者の表情やコメントを撮影しよう |
結婚式場のビデオ係には絶対に撮れないのが列席者のコメント。「新郎新婦にひと言祝福のコメントをお願いします」と撮影しましょう。タイミングは、披露宴が始まる前の列席者の控え室。新郎新婦のお色直しの間。そして、余興が行われている時などです。
その4 | 新婦の感謝の言葉は顔をアップで |
最大のクライマックス――それが新郎や新婦からの手紙、感謝の言葉と花束贈呈。中でも絶対に撮りたいのは、新婦の感謝の言葉と親御さんの喜びの涙です。最初はズームで新婦の顔をアップで撮影をスタート。新婦が先に涙を見せたら、少しそのままで撮影し、親御さんたちに感情の変化が現れたら、ズームをワイド側に徐々に移動して、ご両親を撮影すれば大成功です。
その5 | ちょっとレベルアップ!「2台のカメラで撮る」 |
編集を前提に考えるのなら、撮影を2台のカメラで行うと変化のある結婚ビデオ映像になります。親しい方の中にもご家庭にビデオカメラをお持ちの方もいると思います。あらかじめお願いして、持参してもらいましょう。お願いしたビデオカメラは三脚にセットして、常に新郎と新婦のアップだけを撮り続けます。これで、もう一台のビデオカメラは、自由に動け、新郎新婦以外のシーンを撮影して、編集で組み合わせることで、映像に変化が生まれ、飽きない映像にすることが可能になります。どうしてもビデオカメラをもう一台用意できない場合でも、デジカメはほとんどの方がお持ちですよね?編集時にデジカメでの静止画をポイントに使うことも映像に変化をつける有効な手段です。ぜひ、お試しください。