輪郭(ディテール)の強調を水平方向(H)と垂直方向(V)どちら側により強くかけるか、H/Vのバランスを設定します。
V/Hバランス
H+1~H+20:
数字が大きくなるほど水平方向に強くかけます。
V+1~V+20:
数字が大きくなるほど垂直方向に強くかけます。
[設定値:H+20~H+1、 ノーマル、V+1~V+20]
水平周波数
輪郭(ディテール)の水平輪郭補正周波数を変えます。被写体によって設定してください。
高:
高い周波数帯域を強調します。細かな模様の被写体を撮影するときに使用します。
中:
中間周波数帯域を強調します。
低:
低い周波数帯域を強調します。大がらな模様の被写体を撮影するときに使用します。
[設定値:高、 中、低]
垂直周波数
輪郭(ディテール)の垂直輪郭補正周波数を変えます。被写体によって設定してください。
高:
高い周波数帯域を強調します。
中:
中間周波数帯域を強調します。
低:
低い周波数帯域を強調します。
[設定値:高、 中、低]
コアリング
“輪郭”強調の目立たない微少レベルの信号(ノイズなど)に対する強調度合いを設定します。
-20にいくほど微少レベルの信号にも輪郭強調がかかり、+20にいくほど微少レベルの信号には輪郭強調がかかりにくくなりノイズが抑えられます。
[設定値:+20~+1、 0、-1~-20]
レベルディペンド
ディテール機能によって、映像の暗い部分などで粗く見える場合に設定します。
+1では暗い部分の輪郭強調が弱まりノイズが抑えられ、-1では暗い部分の輪郭が強調されます。
[設定値:+1、 0、-1]
ポジゲイン
輪郭強調信号の白方向のディテール量を設定します。
[設定値:+20~+1、 0、-1~-20]
ネガゲイン
輪郭強調信号の黒方向のディテール量を設定します。
[設定値:+20~+1、 0、-1~-20]
ニーゲイン
映像の高輝度部分のディテール量を設定します。数字が大きくなるほど高輝度部分の信号の輪郭が強調されます。数字が小さくなるほど高輝度部分の輪郭が弱くなりますが、高輝度部分のホワイトクリップによるモアレ(にせ信号)が出にくくなります。
[設定値:32~ 16~0]
[カラースペース]項目が“J-Log1”または“HLG”のとき、本項目は設定できません。
スキンディテール
肌の色部分を検出して輪郭を滑らかにします。
[設定値:入、 切]
レベル
[スキンディテール]項目を“入”に設定時の輪郭補正レベルを設定します。
数字が小さいほど、映像は滑らかになります。
[設定値:-1~ -5~-10]
スキンエリア
補正対象となる色エリアだけカラー表示になり、補正対象外は白黒にするかどうかの設定をします。
入:
[スキンカラー調整]の“検出”動作中、下記のときに、検出された色だけカラー表示になり、それ以外は白黒で表示されます。
LCDモニターおよびビューファインダー映像
[映像/音声設定] [SDI OUT2]項目が“VF”のときの、[HD/SD SDI OUT2]端子出力
[映像/音声設定] [HDMI OUT]項目が“VF”のときの、[HDMI]端子出力
切:
全ての色が表示されます。
[設定値:入、 切]
スキンカラー調整
スキンカラーの詳細を設定します。
検出
肌の色部分の検出を行います。
実行中:[USER1]中止 / 停止中:[USER1]実行 と表示されます。
[設定値:実行、中止]
彩度
数字が大きいほど補正対象となる色の彩度範囲が広がり、数字が小さいほど彩度範囲が狭くなります。
[設定値:+10~ 0~-10]
色幅
数字が大きいほど補正対象となる色の色相範囲が広まり認識しやすくなりますが、誤補正が増えます。数字が小さくなると範囲は狭まりますが、誤補正を抑えることができます。
[設定値:+10~ 0~-10]