装着するレンズに合わせて撮像素子のスキャン範囲を設定することができます。
輝度が均一になる照明条件での白色の被写体を撮影して設定します。
本設定はケラレに対しては有効ですが、歪曲や周辺輝度低下などに対しては十分な効果が得られない場合があります。装着するレンズの特性を十分考慮して設定してください。
マイクロフォーサーズレンズを装着時、マイクロフォーサーズレンズ用の設定(“80%(MFT)”)を上回るスキャン範囲を設定した場合、マイクロフォーサーズレンズを最適な状態で使用できない場合があります。
VSMを設定する
撮像素子のサイズを“100%(Super35)”とした場合のスキャン範囲をそれぞれパーセントで表示しています。
四角枠:
スキャン範囲
丸点線枠:
スキャン範囲(四角枠)に相当するレンズのイメージ枠
ケラレが丸点線枠の内側に入らないように設定してください。
輝度確認画面が表示され、設定したスキャン範囲がフル画面サイズで表示されます。
輝度確認画面は四隅と中央の輝度が表示され、ケラレを確認することができます。
中央の輝度100%に対して四隅の輝度も100%であることが望ましいですが、装着するレンズの特性によって、ケラレ現象以外でも四隅の輝度が100%にならないことがあります。
[メインメニュー] [システム] [記録設定] [記録フォーマット] [システム]項目が“SD”に設定され、[SDアスペクト]項目が“4:3”に設定されている場合は、輝度確認画面が表示されず、設定したスキャン範囲がフル画面で表示され、スキャン範囲設定の項目がスクロール表示されます。
四隅の輝度の数値はめやすです。正確な測定には計測器の使用をお勧めします。
輝度を表示したまま / ボタンでスキャン範囲を変更することができます。
もう一度[LOLUX/3]ボタンを押すと輝度確認画面にスキャン範囲設定の項目がスクロール表示されます。
さらにもう一度[LOLUX/3]ボタンを押すとスキャン範囲選択画面(最初の画面)に戻ります。