[記録フォーマット]メニューは、すべての項目の設定を終了したあと、画面下方の[決定]を選択すると、各項目の設定値が本機に反映され記録フォーマットが切り換わります。切り換え時、画面上に“お待ちください...”と表示されます。
記録フォーマット
システム
記録映像の解像度を選択します。
4K:
Aスロット、Bスロットともに“4K”で記録します。
HD:
Aスロット、Bスロットともに“HD”(High Definition)で記録します。
SD:
Aスロット、Bスロットともに“SD”(Standard Definition)で記録します。
HD+Web:
Aスロットは“HD”(High Definition)で記録、BスロットはWeb配信に適した解像度で記録します。
[設定値:4K、 HD、SD、HD+Web]
本項目の設定によって、[ 形式]、[ 解像度]、[ フレームレート]および[ ビットレート]の各項目での設定値の選択肢が変わります。
形式
スロットAに挿入されているSDカードに記録するファイル形式を選択します。
QuickTime:
QuickTime ファイルフォーマット(.MOV)
AVCHD:
AVCHDファイルフォーマット
[設定値: QuickTime、AVCHD]
[システム]項目を“4K”に設定している場合、本項目は“QuickTime”に固定されます。
解像度
スロットAに挿入されているSDカードに記録する画像のサイズを選択します。(水平×垂直)
[システム]項目および[ 形式]項目の設定によって、選択肢が変わります。
[システム]項目を“4K”に設定時:
“3840x2160”に固定されます。
[システム]項目を“HD”または“HD+Web”に設定し、[ 形式]項目を“QuickTime”に設定時:
[設定値: 1920x1080、1280x720]
[システム]項目を“HD”または“HD+Web”に設定し、[ 形式]項目を“AVCHD”に設定時:
“1920x1080”に固定されます。
[システム]項目を“SD”に設定時:
“720x480”または“720x576”のどちらかに固定されます。
本項目の設定によって、[ フレームレート]および[ ビットレート]項目の設定値の選択肢がかわります。
フレームレート
スロットAに挿入されているSDカードに記録するフレームレートを選択します。
[システム]項目、[ 解像度]項目および[ 形式]項目の設定によって、選択肢が変わります。
[システム]項目を“4K”に設定時:
[設定値:30p、25p、24p]
[システム]項目を“HD”または“HD+Web”に設定時:
[ 解像度]項目を“1920x1080”([ 形式]が“AVCHD”)に設定時:
[設定値:60p, 60i、50p, 50i]
[ 解像度]項目を“1920x1080”([ 形式]が“QuickTime”)に設定時:
[設定値:60p、60i、50p、50i、30p、25p、24p]
[ 解像度]項目を“1280x720”に設定時:
[設定値:60p、50p]
[システム]項目を“SD”に設定時:
“60i”または“50i”のどちらかに固定されます。
ビットレート
スロットAに挿入されているSDカードに記録するビットレートを選択します。
[システム]項目、[ 解像度]項目および[ 形式]項目の設定によって、選択肢が変わります。
[システム]項目を“4K”に設定時:
“150M”に固定されます。
[システム]項目を“HD”または“HD+Web”に設定し、[ 形式]項目を“QuickTime”に設定時:
[設定値:50M(YUV422)、50M(XHQ)、35M(UHQ)]
[システム]項目を“HD”または“HD+Web”に設定し、[ 形式]項目を“AVCHD”に設定時:
[設定値:28M(HQ)、24M(HQ)、18M(SP)]
※[ 解像度]項目は、“1920x1080”に固定されます。
[システム]項目を“SD”に設定時:
“8M”に固定されます。
形式
[システム]項目を“HD+Web”に設定している場合の、スロットBに挿入されているSDカードに記録するファイル形式です。
QuickTime:
QuickTime ファイルフォーマット(.MOV)
AVCHD:
AVCHDファイルフォーマット
[設定値: QuickTime、AVCHD]
解像度
[システム]項目を“HD+Web”に設定している場合の、スロットBに挿入されているSD カードに記録する記録画像のサイズを選択します。(水平×垂直)
[ フレームレート]項目および[ 形式]項目の設定によって、選択肢が変わります。
[ 形式]項目を“QuickTime”に設定時:
[設定値:960x540、720x576、720x480、480x270]
[ 形式]項目を“AVCHD”に設定時:
[設定値:1440x1080、720x576、720x480]
[システム]項目を“4K”、“HD”または“SD”に設定している場合、[ 解像度]と同じ設定値に固定されます。
フレームレート
[システム]項目を“HD+Web”に設定している場合、スロットBに挿入されているSDカードに記録する記録画像のフレームレートは固定されます。
[ 形式]項目、[ 解像度]項目および[ フレームレート]項目の設定によって、固定される値が異なります。
[ 形式]項目を“AVCHD”に設定時:
“60i”または“50i”のどちらかに固定されます。
[ 形式]項目を“QuickTime”に設定時:
“60i”、“50i”、“30p”または“25p”のいずれかに固定されます。
[システム]項目を“4K”、“HD”または“SD”に設定している場合、[ フレームレート]項目と同じ設定値に固定されます。
ビットレート
[システム]項目を“HD+Web”に設定している場合、スロットBに挿入されているSDカードに記録する記録画像のビットレートを選択します。
[ 形式]項目および[ 解像度]項目の設定によって、選択肢が変わります。
[ 形式]項目を“AVCHD”に設定時:
[設定値:9M(LP)、5M(EP)、8M]
[ 形式]項目を“QuickTime”に設定時:
[設定値:8M、3M(HQ)、1.2M(LP)]
SDアスペクト
[システム]項目を“SD”に設定した場合の、画像のアスペクト比を選択します。
[設定値: 16:9、4:3]
上記以外の場合、本項目は“16:9”に固定されます。
VSM
VSM(バリアブルスキャンマッピング)の設定を行います。装着するレンズに合わせて撮像素子のスキャン範囲を設定します。
[メインメニュー] [システム] [記録設定] [記録フォーマット] [システム]項目の設定によって選択肢が変わります。
[システム]項目を“4K”に設定時:
[設定値: 100%(Super35)、97%、95%、92%、89%、86%(4K)、83%、80%(MFT)]
[システム]項目を“4K”以外に設定時:
[設定値: 100%(Super35)、97%、95%、92%、89%、86%(4K)、83%、80%(MFT)、76%、72%、67%、63%、59%、54%、52%(Super16)、47%、43%(HD)]
記録モード
SDカードへの記録モードを選択します。
[記録フォーマット]メニューの設定によって、選択肢が変わります。
形式 |
フレームレート |
設定値 |
---|---|---|
AVCHD |
60p、60i、50p、50i |
ノーマル、プリレック、インターバルレック、フレームレック |
QuickTime |
60p、60i、50p、50i、
|
ノーマル、プリレック、クリップコンティニュアス、インターバルレック、フレームレック |
[スロットモード]項目を“バックアップ”に設定している場合、“ノーマル”に固定されます。
プリレック時間
[記録モード]項目を“プリレック”に設定した場合のプリレック時間を設定します。
[設定値: 5秒、10秒、15秒]
[メインメニュー] [システム] [記録設定] [記録フォーマット] [システム]項目を“4K”に設定した場合、“5秒”に固定されます。
フレーム数
[記録モード]項目を“フレームレック”、“インターバルレック”に設定した場合の記録フレーム数を設定します。
[設定値: 1フレーム、3フレーム、6フレーム]
インターバル時間
[記録モード]項目を“インターバルレック”に設定した場合の記録間隔の時間を設定します。
[設定値: 1秒、2秒、5秒、10秒、30秒、1分、2分、5分、10分、30分、1時間]
スロットモード
カードスロットの動作を設定します。
シリーズ:
2つのスロットを連続して動作させるモードです。
デュアル:
2つのスロットを同時に動作させるモードです。
バックアップ:
スロットB を、[REC]ボタンとは独立して記録動作させるモードです。[記録モード]項目を“ノーマル”に設定した場合のみ設定可能です。
[バックアップ記録]メニューまたは“バックアップトリガー”を割り付けた[USER1]~[USER7]、[LCDキー▲]、[LCDキー▶]、[LCDキー▼]、[LCDキー◀]ボタンで記録開始停止を操作します。
[メインメニュー] [システム] [記録設定] [システム]の項目を“HD+Web”に設定した場合は選択できません。
“シリーズ”に設定し、両スロットに記録可能なメディアが挿入されている場合、[REC]ボタンを押すと選択されているスロット( アクティブスロット) のみに記録されます。
“シリーズ”に設定し、[記録フォーマット] [ 形式]項目を“AVCHD”に設定した場合、スロットをまたいで記録したクリップは、映像のみ途切れはなくシームレスに記録されます。
“デュアル”に設定し、両スロットに記録可能なメディアが挿入されている場合、[REC]ボタンを押すと両方スロットのメディアに同時記録されます。
バックアップ記録
[記録]/[スタンバイ]でバックアップ記録の開始、停止を行います。
[スロットモード]項目を“バックアップ”に設定した場合にのみ設定可能です。
メディア残量0などで停止状態のときは“停止”固定で選択できません。
4GBごとに分割(SDXC)
記録ファイルのサイズが4 GBを超える場合、ファイルが分割されますが、“切”に設定すると、4 GB以上のクリップを記録できます。(最大64 GBまたは4時間まで)
入:
最大4 GBまたは、30分まででファイルを分割します。
切:
最大64 GBまたは、4時間まででファイルを分割します。
[設定値: 入、切]
LPCM (QuickTime)
QuickTimeのオーディオ記録形式を設定します。
[設定値:デュアルモノラル、 ステレオ]
タイムスタンプ
記録映像に重ねて、撮影日時情報を記録するかどうかを設定します。
[設定値:入、 切]
クリップ設定
クリップ名
SDカードへ記録するクリップのファイル名の前4文字を設定します。
英字アルファベット(大文字)、数字(0から9)の36文字から、ソフトウェアキーボードを使って入力します。
[設定値:xxxG](xxxの初期値はシリアル番号の下3桁。)
[メインメニュー] [システム] [記録設定] [記録フォーマット] [ 形式]項目が“AVCHD”の場合、本設定はクリップのファイル名には反映されません。
ただし、サムネイル表示されるクリップの表示名として記録されます。
クリップ番号リセット
クリップ番号をふりなおしたいときに、クリップ番号をリセット(0001)できます。
[リセット]を選択しセットボタン( )を押すと、番号がリセットされます。
[ 形式]項目が“AVCHD”の場合、クリップ番号は“00000”にリセットされます。
SDカードにすでにクリップが存在するときは、空き番号の中で一番小さな数値が設定されます。
設定例)
[クリップ名]が“ABCD”でSDカードに“ABCD0001” が存在する場合、“ABCD0002”が設定されます。
プランニングメタデータ消去
FTPサーバーからダウンロードしたプランニングメタデータを消去します。
また、セットアップファイル(“ユーザーファイル”/“オールファイル”)で読み込んだメタデータを消去します。