ネットワークに関する設定を行います。
入力に使用するソフトウェアキーボードは、設定する項目によってかわります。
Web
Webブラウザを使用した機能を使用するための設定を行ないます。
Webアクセス
Webブラウザからアクセスする場合、“入”に設定します。
[設定値: 入、切]
カメラ名
Webブラウザで表示される名称を設定します。ソフトウェアキーボードで8文字まで入力できます。
(初期値:HM250)
ログイン名 (固定)
ログイン名は“jvc”固定で変更できません。
ログインパスワード
Webブラウザからアクセスするためのパスワードを変更します。
現在のパスワードが表示されますので、直接変更してください。
ソフトウェアキーボードで31文字まで入力できます。
ライブストリーミング設定
ライブ映像を配信するための設定を行ないます。
以下の場合、このメニューには入れません。
[記録フォーマット] [システム]が“4K”または“HD+Web”のとき
FTP転送中のとき
ライブストリーミング
“入”に設定した場合、ライブ配信を開始します。
[設定値:入、 切]
ネットワーク接続が完了していない場合、“入”にはできません。
FTP実行中、“入”にはできません。
電源OFF時に“切”になります。
自動再開
ネットワーク切断後に再度接続された場合、自動的にライブストリーミングを再開します。
入:
ネットワークが再接続されたら、ライブストリーミングを自動的に再開します。
切:
ネットワークが再接続されても、ライブストリーミングは自動的に再開しません。
[設定値:入、 切]
カメラの電源が切れた場合は、再び電源を入れてネットワーク接続が確立しても、[自動再開]項目の設定にかかわらず自動的にライブストリーミングを開始しません。
サーバー
ライブストリーミングサーバーを選択します。
[設定値: Server1、Server2、Server3、Server4]
ライブストリーミング中(ライブストリーミングを“入”に設定したとき)は変更できません。
ストリーミングサーバー
ライブストリーミングサーバーの設定をします。
ライブストリーミング中(ライブストリーミングを“入”に設定したとき)は変更できません。
Server1/Server2/Server3/Server4
[設定名]項目で設定した名称がそれぞれ表示されます。
設定名
本機で設定を区別するための名称を設定します。
[サーバー]の選択肢には、本項目で設定した名称が表示されます。
初期値は“Server1/Server2/Server3/Server4”です。
最大31文字、ASCII文字で入力可能です。
タイプ
配信映像の転送方式を設定します。
[設定値: MPEG2-TS/UDP、MPEG2-TS/RTP、RTSP/RTP、ZIXI、RTMP]
それぞれの転送方式に対応している受信機器を組み合わせてお使いください。
“ZIXI”に設定する場合、別途専用のサーバーが必要になります。
本項目の設定によって、以降の設定できる項目が異なります。
送信先アドレス
ライブ配信先のIPアドレスやホスト名などを設定します。
最大127文字、半角英数字(a~z、0~9)、半角のハイフン[-]、ドット[.]で入力可能。
送信先URL
“rtmp://”から始まるライブ配信先のURLを入力します。
初期値は、なし(空文字)です。
最大191文字、ASCII文字で入力可能です。
送信先ポート
1~65535の整数でライブ配信先のネットワークポート番号を入力します。
[タイプ]項目を“MPEG2-TS/UDP”または“MPEG2-TS/RTP”に設定の場合、初期値は“6504”です。“ZIXI”に設定の場合、初期値は“2088”です。
[タイプ]項目が“MPEG2-TS/RTP”に設定の場合、2~65530までの偶数のみポート番号に設定可能です。
[タイプ]項目を“MPEG2-TS/RTP”に設定し、[SMPTE 2022-1 FEC]項目を“入”に設定した場合、設定したポート番号(N)に加え、N+2およびN+4のポート番号も使用されます。
ストリームID
ライブ配信先で登録されているストリームIDを設定します。
初期値は機種によって異なります。
最大63文字入力可能。
ストリームキー
ライブ配信先で指定されたストリームキーを入力します。
初期値は、なし(空文字)です。
最大63文字入力可能。
パスワード
[ストリームID]に対するパスワードを設定します。
初期値は、なし(空文字)です。
最大127文字入力可能。RTSP/RTP設定の場合は、最大31文字入力可能。
レイテンシ
レイテンシモードを設定します。
[設定値:高、中、 低、最小(ZIXI切)]
適応ビットレート
“入”に設定すると、ライブストリーミングのビットレート設定値を最大とし、ネットワーク帯域の変化に応じて自動的にビットレートを変更します。
[設定値:入、 切]
[タイプ]項目が“ZIXI”であり、[レイテンシ]項目が“最小(ZIXI切)”以外のときに、[適応ビットレート]項目が設定可能です。
“入”に設定時のみステータス画面にビットレートが表示されます。
PCRジッタ―
“低”に設定すると、ライブストリーミングのPCRジッターを低減します。
[設定値:低、 標準]
[タイプ]項目が“MPEG2-TS/UDP”のときにのみ設定可能です。
SMPTE 2022-1 FEC
“入”に設定すると、FEC(前方誤り訂正)を使用します。
損失パケットを再送することなく、デコーダー上の処理で損失パケットを回復できる伝送方式です。
[設定値:入、 切]
デコーダー側がSMPTE 2022-1に対応している必要があります。
FECマトリクス
SMPTE2022-1設定時のFEC(前方誤り訂正)のオーバーヘッド量を設定します。
[SMPTE 2022-1 FEC]項目が“入”のときにのみ設定可能です。
解像度
ライブ配信時の映像の解像度を設定します。
[記録フォーマット]項目の[ 解像度]および[ フレームレート]の設定によって選択肢が変わります。
解像度 |
フレームレート |
設定値
|
---|---|---|
1920x1080 |
60p、30p |
1920x1080、1280x720、720x480、640x360 |
50p、25p |
1920x1080、1280x720、720x576、640x360 |
|
60i、30p |
1920x1080、1280x720、720x480、640x360 |
|
50i、25p |
1920x1080、1280x720、720x576、640x360 |
|
1280x720 |
60p |
1280x720、720x480、640x360 |
50p |
1280x720、720x576、640x360 |
|
720x480 |
60i |
720x480、640x360 |
ライブストリーミング中(ライブストリーミングを“入”に設定したとき)は変更できません。
ライブストリーミング映像のアスペクト比は“16:9”固定です。
フレームレート
ライブ配信時の映像のフレームレートを設定します。
[ライブストリーミング設定] [解像度]項目の設定によって選択肢が変わります。
ビットレート
ライブ配信時の映像のエンコードビットレートを設定します。
[ライブストリーミング設定] [解像度]および [フレームレート]項目の設定によって選択肢が変わります。
フレームレート |
解像度 |
フレームレート/ビットレート設定値 |
---|---|---|
60i, |
1920×1080 |
60i/12.0M, 60i/8.0M, 60i/5.0M, 60i/3.0M |
1280×720 |
60p/12.0M, 60p/8.0M, 60p/5.0M, 60p/3.0M, 30p/8.0M, 30p/5.0M, 30p/3.0M,30p/1.5M |
|
720×480 |
60i/8.0M, 60i/5.0M, 60i/3.0M, 60i/1.5M, 60i/0.8M, 60i/0.3M |
|
640×360 |
60p/3.0M, 60p/1.5M, 30p/3.0M, 30p/1.5M, 30p/0.8M, 30p/0.3M |
|
50i, |
1920×1080 |
50i/12.0M, 50i/8.0M, 50i/5.0M, 50i/3.0M |
1280×720 |
50p/12.0M, 50p/8.0M, 50p/5.0M, 50p/3.0M, 25p/8.0M, 25p/5.0M, 25p/3.0M, 25p/1.5M |
|
720×576 |
50i/8.0M, 50i/5.0M, 50i/3.0M, 50i/1.5M, 50i/0.8M, 50i/0.3M |
|
640×360 |
50p/3.0M, 50p/1.5M, 25p/3.0M, 25p/1.5M, 25p/0.8M, 25p/0.3M |
ライブストリーミング中(ライブストリーミングを“入”に設定したとき)は変更できません。
[タイプ]項目が“RTSP/RTP”の場合、8.0 Mbpsを超えるエンコードビットレートは設定できません。
[タイプ]項目を“ZIXI”に設定し[レイテンシ]項目を“低”以外に設定した場合、または[タイプ]項目を“RTMP”に設定した場合、5.0 Mbpsを超えるエンコードビットレートは設定できません。
[タイプ]項目を“ZIXI”に設定し[レイテンシ]項目を“低”に設定した場合、3.0 Mbpsを超えるエンコードビットレートは設定できません。
使用するネットワークアダプターの種類、および接続環境によってはライブストリーミングの映像や音声が途切れることがあります。
接続設定
ネットワーク接続するための接続設定を行います。
設定は、[HOST]端子に接続したアダプターにあわせて[ウィザード]画面が表示され、それに従って行います。
[ウィザード]画面で設定した内容は、読み込み、保存、削除が可能です。
ウィザード
[HOST]端子に接続したアダプターにあわせて[ウィザード]画面が表示されます。
それに従って設定します。
読み込み
[ウィザード]画面での設定を呼び出します。
保存
[ウィザード]画面での設定を保存します。
削除
保存した設定を削除します。
APN
APN(アクセスポイントネーム)を設定します。
APNを設定できないアダプターを装着している場合、グレー表示となり選択できません。
APNの設定は本機ではなくセルラーアダプターに書き込まれます。
誤ったAPNを設定した場合、通信できなかったり、通信会社から高額な請求をされたりする場合がありますので、正しく設定してください。
メタデータサーバー
メタデータをインポートするFTPサーバーとインポートするファイルのパスについて登録します。
設定は4つ登録可能です。
Meta-FTP1~Meta-FTP4
(それぞれの[設定名]項目で設定した名称が表示)
設定名
本機で設定を区別するための名称を設定します。
[メタデータインポート]の選択肢には、本項目で設定された名称が表示されます。
最大31文字入力可能。
プロトコル
接続するFTPサーバーのプロトコルを設定します。
FTP:
送受信データを暗号化しないプロトコルです。
SFTP:
SSHを利用して送受信データを暗号化するプロトコルです。
FTPS:
SSLまたはTLSによって送受信データを暗号化するプロトコルです。Implicitモード(接続開始時から暗号化通信を開始する)を利用します。
FTPES:
SSLまたはTLSによって送受信データを暗号化するプロトコルです。Explicitモード(暗号化通信が許可されてから開始する)を利用します。
[設定値: FTP、SFTP、FTPS、FTPES]
サーバー
FTPサーバーのサーバー名(“mystation.com”など)またはIPアドレス(“192.168.0.1”など)を設定します。
最大127文字、半角英数字(a~z、0~9)、半角のハイフン[-]、ドット[.]で入力可能。
ポート
1~65535の整数でFTPサーバーの使用ポート番号を入力します。
初期値はプロトコルの設定によって異なります。
(FTP時:21、SFTP時:22 、FTPS時:990、FTPES時:21)
ファイルパス
メタデータファイルのパス名(“/pub/meta.xml”、“/home/user/meta2.xml”など)を入力します。
最大127文字入力可能。
ユーザー名
FTPサーバーに接続するためのユーザー名を入力します。
最大31文字入力可能。
パスワード
FTPサーバーに接続するためのパスワードを入力します。
最大31文字入力可能。
パッシブモード
ファイル転送に使う通信モードをパッシブモードにするかどうかを設定します。
カメラがファイアウォールの内側にあり、FTPサーバーからカメラへ接続できない環境の場合、“入”に設定します。
[設定値:入、 切]
[プロトコル]項目を“SFTP”に設定した場合、“---”と表示され、設定できません。
クリップサーバー
SDカードに記録したクリップをFTPサーバーへアップロードする場合のサーバーとディレクトリを設定します。
Clip-FTP1~Clip-FTP4
(それぞれの[設定名]項目で設定した名称が表示)
設定名
本機で設定を区別するための名称を設定します。
サムネイル画面のアクションの[FTPアップロード]画面には、本項目で設定された名称が表示されます。
最大31文字入力可能。
プロトコル
接続するFTPサーバーのプロトコルを設定します。
FTP:
送受信データを暗号化しないプロトコルです。
SFTP:
SSHを利用して送受信データを暗号化するプロトコルです。
FTPS:
SSLまたはTLSによって送受信データを暗号化するプロトコルです。Implicitモード(接続開始時から暗号化通信を開始する)を利用します。
FTPES:
SSLまたはTLSによって送受信データを暗号化するプロトコルです。Explicitモード(暗号化通信が許可されてから開始する)を利用します。
ZIXI:
中継サーバーを経由することで、ジッターやパケットロスを大幅に低減し安定した転送を可能にします。
[設定値: FTP、SFTP、FTPS、FTPES、ZIXI]
“ZIXI”に設定する場合、別途専用のサーバーが必要になります。
“ZIXI”に設定した場合、レジューム機能は有効になります。
サーバー
FTPサーバーのサーバー名(“mystation.com”など)またはIPアドレス(“192.168.0.1”など)を設定します。
最大127文字、半角英数字(a~z、0~9)、半角のハイフン[-]、ドット[.]で入力可能。
ポート
1~65535の整数でFTPサーバーの使用ポート番号を入力します。
初期値はプロトコルの設定によって異なります。
(FTP時:21、SFTP時:22 、FTPS時:990、FTPES時:21)
ディレクトリパス
アップロードするディレクトリのパス名(“/pub”、“/home/user”など)を入力します。
最大127文字入力可能。
ユーザー名
FTPサーバーに接続するためのユーザー名を入力します。
最大31文字入力可能。
パスワード
FTPサーバーに接続するためのパスワードを入力します。
最大31文字入力可能。
パッシブモード
ファイル転送に使う通信モードをパッシブモードにするかどうかを設定します。
カメラがファイアウォールの内側にあり、FTPサーバーからカメラへ接続できない環境の場合、“入”に設定します。
[設定値:入、 切]
[プロトコル]項目を“SFTP”に設定した場合、“---”と表示され、設定できません。
NTP設定
NTPサーバーから取得した時刻情報を、タイムコードに反映することで、複数カメラで同時に撮影した映像を時刻同期できます。
ステータス画面(ネットワーク)で、NTPサーバーとの同期状態を確認できます。
ネットワーク接続が完了していない場合、異なる結果となる場合があります。
NTP時刻を反映したタイムコード情報は、数フレーム程度の誤差が生じる場合があります。
NTPサーバーとの同期は、更新に時間がかかることがあります。すぐに更新したい場合はいちど電源を切ってから、再度電源を投入してください。
TC
“入”に設定することで、本機のタイムコードにNTP時刻を反映します。
[設定値:入、 切]
[TC/UB設定] [TCジェネレーター]が、“Free Run(NTP)”固定になります。
[TC/UB設定] [TCプリセット]が、“<NTP>”固定になります。
NTPサーバーと同期することで、日時設定にNTP時刻を反映できます。
サーバーアドレス
NTPサーバーのアドレスを設定します。
設定しない場合は、ステータス画面(ネットワーク)に“マスターモード”と表示されます。
Zero Config
外部機器(スイッチャ―など)が同一LAN上に接続された本機を自動検出することができます。外部機器のメニューからワンクリックで接続を確立できます。
セルラーアダプタ使用時、[アナウンス]項目は“---”固定となり、Zero Config情報提供機能は無効になります。
Zero Config機能は本機の設定を変更する機能は搭載しておりません。
アナウンス
“入”にすることで、外部機器から本機を自動検出することができます。
[設定値: 入、切]
ホスト名
ホスト名の一部を変更することができます。
ステータス画面(ネットワーク)に、“XXXX-YYYY.local”という形で表示されます。
XXXX:
[ホスト名]で設定した文字列(最大8文字)
YYYY:
本機のシリアルナンバー
[アナウンス]項目が“切”の場合、ステータス画面(ネットワーク)に本項目は表示されません。
ネットワーク設定リセット
[ネットワーク]メニューの全項目を初期値に戻します。