モード設定
画質モード
視聴する映像の種類に合わせて画質を調整します。
「画質調整」タブでさらに詳細な設定を行うことができます。 画質調整
カラープロファイル
設定した「画質調整」に対応した「カラープロファイル」を設定します。
「カラープロファイル」タブでさらに詳細な設定を行うことができます。 カラープロファイル
色温度
設定した「画質調整」に対応した「色温度」を設定します。
「色温度」タブでさらに詳細な設定を行うことができます。 色温度
「画質モード」によって、設定可能な「色温度」は異なります。
「カラープロファイル」が「オフ(ワイド)/オフ(ノーマル)」のときは、「明るさ優先」固定になります。
「色温度」の内容
色温度 |
内容 |
---|---|
Xenon1 |
映画館で使用されているキセノンランプの特性を再現する色温度にします。 Xenon1:フィルム映写機で出力される光源色 Xenon2:デジタルシネマ用プロジェクターで出力される光源色 |
Xenon2 |
|
5500K |
高い値になると青みがかった映像に、低い値になると赤みがかった映像になります。 |
6500K |
|
7500K |
|
9300K |
|
明るさ優先 |
明るさを優先した色温度になります。 |
HDR10+ |
HDR10+コンテンツの視聴に適した色温度となります。 |
HDR10 |
HDR10コンテンツの視聴に適した色温度となります。初期設定は6500Kです。 |
HLG |
HLGコンテンツの視聴に適した色温度となります。初期設定は6500Kです。 |
Custom 1~Custom 2 |
映像の色温度を調整して、それぞれに保存できます。 |
「画質モード」によって選択可能な「色温度」一覧
画質モード |
色温度 |
---|---|
ナチュラル ビビッド SDR 1、SDR 2 |
5500K |
6500K |
|
7500K |
|
9300K |
|
明るさ優先 |
|
Custom 1~Custom 2 |
|
シネマ |
5500K |
6500K |
|
7500K |
|
9300K |
|
Xenon1 |
|
Xenon2 |
|
明るさ優先 |
|
Custom 1~Custom 2 |
|
Frame Adapt HDR 1 Frame Adapt HDR 2 HDR 1、HDR 2 |
5500K |
6500K |
|
7500K |
|
9300K |
|
明るさ優先 |
|
HDR10 |
|
Custom 1~Custom 2 |
|
FILMMAKER MODE |
6500K |
HDR10+ |
HDR10+ |
HLG |
5500K |
6500K |
|
7500K |
|
9300K |
|
明るさ優先 |
|
HLG |
|
Custom 1~Custom 2 |
ガンマ/トーンマップ
設定した「画質モード」に対応した「ガンマ/トーンマップ」(入力した映像信号に対し、投写される映像の出力値)を調整します。
「ガンマ/トーンマップ」タブでさらに詳細な設定を行うことができます。 ガンマ/トーンマップ
HDR設定
HDR映像の画質調整機能の設定を行います。
入力信号がSDR、HLG信号のときは、使用できません。
入力信号がHDR信号で、「画質モード」が「HDR 1」、「HDR 2」のときは使用できません。
HDR Processing
「トーンマップ」でのコンテンツの解析方法を設定する機能です。
「画質モード」が「HDR10+」のときは「HDR Processing」は「HDR10+」固定となります。「HDR10+」は画質モードが「HDR10+」の場合のみ使用します。
設定 |
内容 |
---|---|
フレーム |
フレームごとにピーク輝度の解析を行い、映像の明るさを調整します。 |
シーン |
シーンごとにピーク輝度の解析を行い、映像の明るさを調整します。 |
固定 |
コンテンツのマスタリング情報(MaxCLL/FALL)を元に設定し、動的な調整を行いません。 |
HDR10+ |
HDR10+の画像情報を元に、シーンごとに明るさを調整します。※2 |
HDR Level
トーンマップでの全体の明るさレベルを調整する機能です。
「画質モード」が「Frame Adapt HDR 1」、「Frame Adapt HDR 2」、「FILMMAKER MODE」のとき
設定 |
内容 |
---|---|
オート (ノーマル) |
コンテンツのマスタリング情報(MaxCLL/DML)をもとに、適切なトーンマップを自動的に選択します。 |
オート (ワイド) |
コンテンツのマスタリング情報(MaxCLL/DML)をもとに、適切なトーンマップを自動的に選択します。「オート (ノーマル)」と比較して、より明るくなる方向に切り替えます。 |
-2 |
クリップポイント600nitsのトーンマップで表示します。 |
-1 |
クリップポイント400nitsのトーンマップで表示します。 |
0 |
クリップポイント300nitsのトーンマップで表示します。 |
1 |
クリップポイント200nitsのトーンマップで表示します。 |
2 |
クリップポイント150nitsのトーンマップで表示します。 |
「画質モード」が「HDR10+」のとき
設定 |
内容 |
高 |
全体の明るさレベルを高く設定したトーンマップで表示します。画面サイズが大きい場合に適しています。 |
中 |
全体の明るさレベルを中程度に設定したトーンマップで表示します。画面サイズが中程度の場合に適しています。 |
低 |
全体の明るさレベルを低く設定したトーンマップで表示します。画面サイズが小さい場合に適しています。 |
画質モード「HDR10+」でHDR10+コンテンツを視聴する際は、以下の設置条件を推奨します。
|
HDR Level:高 |
HDR Level:中 |
HDR Level:低 |
|||
画面サイズ |
投写距離 |
画面サイズ |
投写距離 |
画面サイズ |
投写距離 |
|
96 |
2.86 |
83 |
2.44 |
71 |
2.09 |
|
88 |
2.69 |
77 |
2.28 |
66 |
1.93 |
Deep Black
暗部の階調を精密に制御し、全体的な画像のコントラスト感を向上させます。
「画質モード」が「HDR10+」のときは、使用できません。
設定 |
内容 |
オン |
Deep Black機能をオンにして、よりリアリティのある暗闇を表現します。 |
オフ |
Deep Black機能をオフにします。 |
MPC
表示画像の鮮鋭感を調整する機能です。独自のアルゴリズムにより、フォーカスの合っている場所はよりシャープに、フォーカスの合っていない場所はより滑らかに自然な印象で、より奥行き感のある表現豊かな映像を楽しめます。
「画質モード」が「FILMMAKER MODE」のときは、使用できません。
「画質モード」が「HDR10+」のときは、「エンハンス」「スムージング」は使用できません。
「グラフィックモード」が「オフ」のときは、「エンハンス」「スムージング」は使用できません。
グラフィックモード
MPC処理の設定を切り替えます。
DVD、ブルーレイなどのコンテンツを視聴するときには「強」を、UHDなどの4Kコンテンツには「弱」に設定することをおすすめします。
「強」および「弱」で表示画像の鮮鋭感強調効果が強いと感じる場合は、「オフ」に設定することをおすすめします。
設定 |
内容 |
オフ |
エンハンス処理を行わない映像になります。 |
弱 |
4K解像度のコンテンツ(UHD)に適したエンハンス処理を行います。 |
強 |
2K以下の解像度のコンテンツ(DVD、ブルーレイ)に適したエンハンス処理を行います。 |
エンハンス
高域部の調整をします。設定値を大きくすると精細感が増し、シャープな画質になります。
設定値:0~10
スムージング
低域部の調整をします。設定値を大きくすると、より滑らかな映像になります。
設定値:0(弱い)~10(強い)
「エンハンス」の設定値が小さい場合、効果が弱くなることがあります。
リセット
MPCの設定値をリセットします。
調整前と調整中の状態の切り換えについて
リモコンの[HIDE]ボタンを押すと、調整前と調整中の状態を切り換えることができます。
Clear Motion Drive
動きの速いシーンで発生する残像感を低減させます。
画質調整
「画質モード」について、さらに詳細な設定を行います。
画質モード
視聴する映像の種類に合わせて画質を調整します。
LDパワー
LD電流を制御することによって、光源の明るさを制御します。
設定値:0 ~ 100
ダイナミックコントロール
画像解析にもとづいて光源の明るさを制御することによって、映像表現上のダイナミックレンジを拡大します。
設定 |
内容 |
オフ |
制御しません。 |
弱 |
ピーク輝度を維持しつつ、レーザー光源制御と映像信号の自動最適化を行います。「強」より弱めの制御です。 |
強 |
ピーク輝度を維持しつつ、レーザー光源制御と映像信号の自動最適化により、全体的に黒が締まるような映像になります。 |
バランス |
ピーク輝度を抑えつつ、暗い部分と明い部分の両方を適度に調整します。シーンの深みとリアリティが増します。 |
アパーチャー
アパーチャーを制御して、明るさを切り替えます。
設定値:-15(絞る) ~ 0(開く)
コントラスト
明暗の差を調整し、メリハリのある映像になります。
設定値:-50(明暗差が小さい) ~ +50(明暗差が大きい)
明るさ
映像の明るさを調整します。
設定値:-50(暗く) ~ +50(明るく)
色のこさ
映像の色の濃淡を調整します。
設定値:-50(薄く) ~ +50(濃く)
色あい
映像の色合いを調整します。
設定値:-50(赤っぽく) ~ +50(緑っぽく)
ユーザー名編集
画質モード「SDR 1」/「SDR 2」/「HDR 1」/「HDR 2」の名称を編集できます。
使用できる文字は、大文字・小文字のアルファベット、数字、記号、空白です。(最初の文字と最後の文字には空白は使用できません)
文字数は10字までです。
カラープロファイル
「カラープロファイル」について、さらに詳細な設定を行います。
カラープロファイル
設定した「画質調整」に対応した「カラープロファイル」を設定します。
カラーマネージメント
選択した「カラープロファイル」の設定値をベースに赤、マゼンタ、シアン、黄、緑、青の各色をそれぞれお好みの色に調整できます。
設定 |
内容 |
---|---|
オン |
詳細な調整を有効にします。 |
オフ |
詳細な調整を無効にします。 |
色選択
調整する色(「赤」、「マゼンタ」、「シアン」、「黄」、「緑」、「青」)を選択します。
色相
色相(色合い)を調整します。
設定値:-30 ~+30
彩度
彩度(あざやかさ)を調整します。
設定値:-30(くすんだ色)~+30(あざやか色)
明るさ
明るさを調整します。
設定値:-30(暗い)~+30(明るい)
調整前と調整中の状態の切り換えについて
リモコンの[HIDE]ボタンを押すと、調整前と調整中の状態を切り換えることができます。
色温度
「色温度」について、さらに詳細な設定を行います。
色温度
設定した「画質調整」に対応した「色温度」を設定します。
補正値
「色温度」が「HDR10」「HLG」「Custom 1」「Custom 2」のときに「ゲイン赤」 / 「ゲイン緑」 / 「ゲイン青」 / 「オフセット赤」 / 「オフセット緑」 / 「オフセット青」の調整の元になる色温度を設定します。
「画質モード」によって、設定可能な「補正値」は異なります。
ゲイン赤 / ゲイン緑 / ゲイン青
映像の明るい部分を色ごとに調整します。
設定値:-255(赤/緑/青を弱く) ~ 0(調整なし)
オフセット赤 / オフセット緑 / オフセット青
映像の暗い部分を色ごとに調整します。
設定値:-50(赤/緑/青を弱く) ~ 0(調整なし) ~ +50(赤/緑/青を強く)
「画質モード」によって選択可能な「補正値」一覧
画質モード |
補正値 |
---|---|
ナチュラル ビビッド Frame Adapt HDR 1、Frame Adapt HDR 2 SDR 1、SDR 2 HDR 1、HDR 2 HLG |
5500K |
6500K |
|
7500K |
|
9300K |
|
明るさ優先 |
|
シネマ |
5500K |
6500K |
|
7500K |
|
9300K |
|
Xenon1 |
|
Xenon2 |
|
明るさ優先 |
ガンマ/トーンマップ
「ガンマ/トーンマップ」について、さらに詳細な設定を行います。
HDR信号入力時で「画質モード」が「Frame Adapt HDR 1」/「Frame Adapt HDR 2」/「FILMMAKER MODE」のときは、使用できません。
「画質モード」が「HDR10+」のときは、使用できません。
ガンマ/トーンマップ
設定した「画質モード」に対応した「ガンマ/トーンマップ」(入力した映像信号に対し、投写される映像の出力値)を調整します。
補正値
ガンマ/トーンマップが「Custom 1」~「Custom 3」の場合に「ピクチャートーン」、「暗部補正」、「明部補正」の調整の元になるガンマを設定します。
色選択
「ピクチャートーン」、「暗部補正」、「明部補正」を調整する色(「白」、「赤」、「緑」、「青」)を選びます。
ピクチャートーン
画質の階調を損なわずに自動でバランスを取りながら全体的な明るさを調整します。
設定値:-16(露光アンダーで暗くする)~+16(露光オーバーで明るくする)
暗部補正
明暗のはっきりとした画質に調整できます。
設定値:-7(暗い部分の輝度を落とす)~+7(暗い部分をより明るく)
明部補正
明暗のはっきりとした画質に調整できます。
設定値:-7(明るい部分の輝度を落とす)~+7(明るい部分をより明るく)
「画質モード」によって選択可能な「補正値」一覧
画質モード |
補正値 |
---|---|
ビビッド |
ビビッド、インポート |
シネマ |
1.8 |
1.9 |
|
2.0 |
|
2.1 |
|
2.2 |
|
2.3 |
|
2.4 |
|
2.5 |
|
2.6 |
|
シネマ1 |
|
シネマ2 |
|
インポート |
|
HLG |
HDR(HLG) |
インポート |
|
HDR 1、HDR 2 |
HDR(PQ) |
インポート |
「補正値」が「インポート」のとき
「補正値」で「インポート」を選ぶと、調整の元にする設定値として外部で作成したガンマデータを選択できます。
「インポート」の工場出荷値は、「2.2」です。
キャリブレーションソフトを用いると、ガンマデータのカスタム調整および、作成したガンマデータをインポートすることができます。
詳しくはお買い上げの販売店またはカスタマーサポートセンターまでお問合せください。
ガンマ調整について
ガンマ曲線が直線の場合:
入力映像と出力映像の明るさ、コントラストが同じになります。
ガンマ曲線が直線より上に出ている部分(A):
入力に比べて、出力映像が明るくなります。
ガンマ曲線が直線より下に出ている部分(B):
入力に比べて、出力映像が暗くなります。
ガンマ曲線の傾きが急な部分(中間階調)(C):
出力映像の濃淡の範囲が広くなり、コントラストが高くなります(DD')。
HDR信号入力時にトーンマップをマニュアルでご使用の場合
「HDR(PQ)」ガンマは、HDR10に採用されたPQカーブであり、プロジェクターで視聴するため初期設定で最適にご視聴頂けるよう調整されていますが、スクリーンサイズや環境に合わせたきめ細かな調整が可能です。
「画質モード」を「HDR 1」または「HDR 2」に設定してください。
ピクチャートーンの調整方法
ピクチャートーンを-にする場合 視聴していて明るく感じる |
ピクチャートーンを+にする場合 視聴していて暗く感じる |
明部・暗部の調整方法
(―)コントラスト感を強調したい |
(+)暗部の情報を見やすくしたい |
(―)ハイライトの階調を出したい |
(+)コントラスト感を強調したい |
よりオリジナルのPQカーブに忠実なガンマカーブを求められるお客様へ
本機の初期設定は、オリジナルのPQカーブからスクリーン上でのプロジェクター画質を最適に表示するための調整がされています。より忠実なPQカーブを求められるお客様は、下記の値を参考にマニュアルで調整ください。
「画質モード」を「HDR 1」または「HDR 2」に設定してください。
クリップポイント400 nits の場合
ピクチャートーン |
+5 |
暗部補正 |
0 |
明部補正 |
+7 |
クリップポイント1000 nits の場合
ピクチャートーン |
-7 |
暗部補正 |
0 |
明部補正 |
+7 |
クリップポイント2000 nits の場合
ピクチャートーン |
-9 |
暗部補正 |
0 |
明部補正 |
+7 |
クリップポイント4000 nits の場合
ピクチャートーン |
-13 |
暗部補正 |
0 |
明部補正 |
+7 |
本製品は、家庭用機器のため、マスタリング作業などの業務用途でのご使用は保証しません。