正しくお使いいただくためのご注意
製品セキュリティに関するご注意
弊社では「製品セキュリティに関する基本方針」を定め、製品の安全性の確保に努めています。この「製品セキュリティに関するご注意」をよくお読みのうえ、正しくお使いください。
製品セキュリティに関する基本方針は、下記URLをご覧ください。
https://www.jvckenwood.com/jp/product_security.html
本機は、電気通信事業者(移動通信会社、固定通信会社、インターネットプロバイダー等)の通信回線(公衆無線LANを含む)に直接接続することができません。
工場出荷時のユーザー名とパスワードは広く公開されているため、変更せずに使用していると大変危険です。容易に推測されない文字と数字を組み合わせたユーザー名とパスワードに設定してください。また、パスワードは定期的に変更してください。
電波障害について
この装置は、クラス A 機器です。この装置を住宅環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。
この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。
VCCI-A
保管および使用場所について
本機は、屋内専用です。屋外での使用はできません。
次のような場所に置かないでください。
誤動作や故障の原因になります。
スポットライトなど、高温になる照明器具に近いところ
エアコンの吹き出し口近くなど直接冷気の当たるところ
火口や温泉場、トンネルの中など腐食性のガスが発生するところ
可燃性のガスを使用するところ
放射線や X 線を発生するところ
変圧器やモーターなど強い磁気を発生するところ
トランシーバーや携帯電話など電波を発生する機器に近いところ
振動、衝撃のあるところ
砂の多いところ
明滅をする光源がある所
プールなど薬剤を使用するところ
海岸付近など潮風による塩害の発生が予想されるところ
直射日光が映るところ
本機および本機に接続したケーブルが強い電波や磁気の発生するところ(例、ラジオ、テレビ、変圧器、モニターなどの近く)で使用された場合、画像にノイズが入ったり、色彩が変わることがあります。
雨や湿気にさらされるところで保管しないでください。屋内用カメラは雨や湿気にさらされるところでは使用できません。屋外で使用する場合は、ハウジングなどを使用してください。
カメラを寒い場所から暖かい室内などへ移動したときに、結露が発生し、動作しない場合があります。この場合は室温にしばらく放置して結露が取れてから、電源を入れてください。
設置・設定時のご注意
本機の設置は、高所での作業を伴います。設置工事は必ず販売店または専門の工事店にご依頼ください。
設置作業は、けがや事故を防止するため、ヘルメット、安全靴や手袋、保護めがねを着用するなど、設置に適した服装で行なってください。
すべての工事・配線が完了したら、電源を入れる前にもう一度、すべての結線・配線・コネクターが確実に接続できているか、また、極性、配線間違いがないか確かめてください。予期せぬ事故を未然に防げます。
本体落下防止ワイヤーは、必ず確実に取り付けてください。取り付け後は、ボルトやナット、ねじなどの緩みなどがないことを必ず確認してください。
本製品を取り付ける天井、壁面などは、本機の荷重に充分耐えられる場所を選び、確実に取り付けられる方法(ねじ、ボルト、ナット、アンカーボルトなど)を選んでください。
本機でSDカードへ記録中に、万一、電源が切れると、停電前1分程の録画映像と録画音声が消失・破壊することがあります。録画録音する場合は、給電機器を無停電電源装置(UPS)によって停電保護された電源に接続してください。
設置時は、必ず電源を切った状態で行なってください。機器の故障や誤動作の原因となることがあります。
各種ケーブルは、次のことに注意して接続してください。
無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりしない
ケーブルの上に機器本体や重いものをのせない
機器本体やフロントパネルなどに挟み込まない
熱器具に近づけない
お手入れについて
お手入れは、電源を切ってから行なってください。
本機の外装の汚れは乾いた柔らかい布などで取ってください。汚れがひどい場合は、中性洗剤を水で薄めてふき、あとでからぶきしてください。シンナーやベンジンなどでふかないでください。表面が溶けたり、くもったりします。
輸送について
輸送する場合は、カメラの入っていた箱は捨てずに取っておき、その箱を使用してください。
輸送時の衝撃に耐えるため補助テープで固定しているカメラもあります。カメラの故障防止のため可能な限り元の梱包状態に戻してから輸送することをおすすめします。
省エネについて
長時間使用しない場合は、安全および節電のため電源を切ってください。
電源について
すべての結線が終了してから本機の電源を入れてください。接続ケーブルの抜き差しは電源を切ってから行なってください
時計機能について
本機は電源を供給しない状態で約36時間経過すると時計が初期化されます。初めてお使いになる場合や、時計が初期化された場合は、時計の設定を行なってください。時計を設定しなかった場合、ログ、SDカード記録およびメール送信の時刻情報が正しく表示されません。
時刻サーバー(NTPサーバーやSNTPサーバー)を使用して自動的に時刻合わせを行なうことも可能です。
SD カードについて
SDカードは寿命のあるデバイスのため長期間の使用はおすすめできません。保存データの消失による損害は、弊社で一切の責任を負わないものとします。大切なデータは定期的にバックアップをお願いします。
下記の条件によってSDカードのデータを消失・破壊することがあります。
SDカードに電気的・物理的なショックを与えたとき
データのアクセス中にSDカードを取り出したり機器の電源を切ったりしたとき
SDカードが寿命となったとき
映像の再生について
本機のビューワーの録画ボタンとSDカード記録で録画した映像については、オペレーティングシステムごとに下記のプレーヤーで再生を確認しています。
Windows Media Player(バージョン:12)
H.265で録画した映像については、別途ライセンス費用が必要です。
音声入出力について
マイクゲインの設定値が高い場合、音声に雑音が目立つことがありますが、これは故障ではありません。
著作権について
本書の著作権は当社に帰属します。本書の一部、または全部を当社に無断で転載、複製などを行うことは禁じられています。
免責について
取扱説明書(設置編)に従わない不完全な取り付けにより発生した事故や損害、落下については、当社は責任を負いかねますので、設置には十分な注意をお願いします。
CMOS撮像素子を使用したローリングシャッター方式のカメラは、旋回台に搭載するときなどのカメラが動く撮影や動く被写体を撮影する場合に、建物の柱や被写体がゆがみ、実際とは違う映像が出力されますが、撮像素子の特性によるもので故障ではありません。
本システムは、特定のエリアを対象に監視を行うための映像を得ることを目的に作られたものです。本システム単独で犯罪などを防止するものではありません。
弊社はいかなる場合も次の事項に関して一切の責任を負わないものとします。
1. 本システムに関して直接または間接に発生した、偶発的、特殊、または結果的損害・被害。
2. お客様の誤使用や不注意による障害または本システムの破損など。
3. お客様による本システムの分解、修理または改造が行われたことによる損害・被害。
4. 本システムの故障・不具合以外の何らかの理由または原因により、映像が表示できないことによる不便・損害・被害。
5. 第三者の機器などと組み合わせた拡張システム等による不具合、あるいはその結果被る不便・損害・被害。
6. お客様による監視映像(記録を含む)が何らかの理由により公となり、または監視目的以外に使用され、その結果、被写体となった個人または団体などによるプライバシー侵害などを理由とするいかなる賠償請求、クレームなど。
7. 記録または登録した情報内容が何らかの原因により、消失してしまうこと。
本機で記録した映像(音声)の個人情報の保護について
本機で撮影(録音)された映像(音声)には個人を特定できる情報が含まれている可能性があります。映像(音声)のインターネットなどでの公開は第三者のプライバシー権や肖像権の侵害や、個人情報保護法へ抵触する場合がありますので、十分に取り扱いにご注意ください。
その他
大切な撮影の場合は、必ず事前に動作確認を行なってください。
太陽や明るいライトなどの非常に強い光源にレンズを向けないでください。故障の原因となります。
強い降雨や降雪の場合、霧が発生している場合などの環境条件によっては映像が不鮮明になることがあります。
ご使用になるレンズによっては、広角側で画面の四隅にケラレ(黒)が発生する場合があります。
落雷などにより電源電圧が変動した場合、動作が不安定になったり、故障したりすることがあります。
機器設置などで入出力端子に触れる際にはあらかじめ静電気を除去したあと、作業を行なってください。
モニター出力使用時に、表示領域の広いモニターを用いた場合は画面の外周部に線が見えることがあります。
蛍光灯照明下(インバーター照明器は除く)のちらつき(フリッカー)を軽減するため、露光設定を“フリッカーレス”に設定してご使用ください。
フリッカーレスに設定しても、非常に明るい照明環境下では、ちらつき(フリッカー)が発生することがあります。
強い光源、ハロゲンランプ、電球などの赤外線成分が強い光源では黒色の被写体が紫に近い色に映ることがありますが、レンズの特性によるもので故障ではありません。
ご使用になるレンズによっては、明暗の差が大きい被写体(蛍光灯など)を撮影したとき、明暗の境目が紫色になることがあります。(パープルフリンジ)
これはレンズの性能によるもので故障ではありません。画角の調整や映像(カラーレベル、ブライトネス)の調整をすることで改善することがあります。
ご使用になるレンズや被写体によっては逆光の明るい部分や強い光源が内面で反射して画像に映り込むこと(ゴースト)がありますが故障ではありません。イメージエンハンスモードがWDRモードのときにはより強調されることがあります。画角を調整することで改善することがあります。
AGCや電子感度アップを大きく設定し暗い被写体を撮影すると、ランダムノイズやカラーノイズが発生することがありますが、撮像素子の特性によるもので故障ではありません。
その他(本機特有のご注意)
本機の放熱が不十分になると故障の原因となります。本機周辺の通風を妨げないようにしてください。
AGCが動作中、トランシーバーなど強い電波を発生する機器を本機の近くで使用すると、映像にビートなど発生することがあります。トランシーバーなどを使用する場合は、本機から3 m以上はなれて使用してください。
本機をホワイトバランス“Narrow”、“Wide”、“Full”(自動調整)で使用したとき、自動色温度追尾ホワイトバランス回路の原理上、実際の色と多少色合いが異なることがありますが、故障ではありません。
外来の雑音などによって、アラーム信号ケーブルの長さが50 m以下でもアラームが誤動作を起こす場合があります。その場合は、雑音源からケーブルを遠ざけるなどの処置を行なってください。
マルチキャストを使用する場合は、IGMPv2に準拠したネットワークスイッチを使用してください。
インテリジェント機能搭載のスイッチングハブの一部機種においては、ブロードキャストまたはマルチキャストの抑制機能が付いています。その機能が有効な場合、本機のマルチキャスト画像が正常に閲覧できない場合があります。
落雷やエアコンの電源投入などによって電源電圧が瞬間的に断たれる、または低下した場合、映像が乱れたりノイズが混入したりすることがあります。
ビューワーで視聴時に音声がずれる場合がありますが、故障ではありません。
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