カメラ映像の画質調整に関するメニュー画面です。
カメラ設定メニュー
TOPメディアモード時、この項目は選択できません。
ディテール
輪郭(ディテール)強調レベルの調整を行います。
数字が大きくなるにつれて、 輪郭がシャープになります。
[設定値:-10~+10、切( 0)]
調整...
輪郭(ディテール)の詳細設定を行います。
[ディテール]項目を“切”に設定時は選択できません。
マスターブラック
黒の基準となるぺデスタルレベル(マスターブラック)の調整を行います。
数字が大きくなるにつれて、ペデスタルが上がります。
[設定値:-50~+50( 0)]
暗部調整
映像の暗い部分と明るい部分のバランスに応じて暗部の処理を変え、全体的なコントラストのバランスを調整します。
暗部のゲインを変えます。撮影されたビデオ信号の状況によって調整します。
ストレッチ:
映像の暗い部分のゲインを上げて、暗い部分のみ信号をストレッチすることにより、暗い部分と明るい部分とのコントラストをより見やすくします。
[ストレッチレベル]でストレッチ量を設定します。
ノーマル:
通常の状態です。
コンプレス:
映像が全体に明るく、コントラストが不足した場合は、暗い部分のゲインを圧縮して、コントラストを強くします。[コンプレスレベル]で圧縮量を設定します。
[設定値:ストレッチ、 ノーマル、コンプレス]
[WDR]項目が“切”以外に設定されている場合、“---”と表示され選択できません。
ストレッチレベル
ストレッチ量は、数字が大きくなるに従って増加します。
[設定値:1~5( 3)]
[暗部調整]項目を“ストレッチ”に設定した場合にのみ表示されます。それ以外に設定した場合“---”と表示され、選択できません。
コンプレスレベル
コンプレス量は、数字が大きくなるに従って増加します。
[設定値:1~5( 3)]
[暗部調整]項目を“コンプレス”に設定した場合にのみ表示されます。それ以外に設定した場合“---”と表示され、選択できません。
ニー
ハイライト部分の階調を表現するために映像信号のあるレベル以上を圧縮する“ニー”動作の設定をします。明るい部分を確認したいときは“マニュアル”に設定し、ニーポイント(ニー動作開始点)を手動で調整してください。
マニュアル:
ニーポイントを[レベル]項目で変更できます。
オート:
輝度レベルに応じ自動でニーポイントを調整します。
[設定値:マニュアル、 オート]
[WDR]項目が“切”以外に設定されている場合、“---”と表示され選択できません。
レベル
[ニー]項目を“マニュアル”に設定した場合のニーの圧縮を始める点(ニーポイント)を設定します。
[設定値: 100.0%、97.5%、95.0%、92.5%、90.0%、87.5%、85.0%]
[ニー]項目が“オート”、または[WDR]項目が“切”以外に設定に設定されている場合、“---”と表示され選択できません。
感度
[ニー]項目を“オート”に設定した場合の“ニー”動作の応答スピードを設定します。
光量が、はげしく変わる被写体を撮影する場合は、“低速”に設定します。
[設定値: 高速、中速、低速]
[ニー]項目が“マニュアル”に設定、または[WDR]項目が“切”以外に設定されている場合、“---”と表示され選択できません。
ホワイトクリップ
輝度レベルの大きい入力映像信号に対して、ホワイトクリップさせるポイントを設定します。
108%:
輝度レベルが108 %のポイントでホワイトクリップさせます。
103%:
輝度レベルが103 %のポイントでホワイトクリップさせます。
100%:
輝度レベルが100 %のポイントでホワイトクリップさせます。出力Y信号を100 %以内で管理するシステムで運用する場合に設定します。
[設定値: 108%、103%、 100%]
[WDR]項目が“切”以外に設定されている場合、“108%”と表示され選択できません。
ガンマ
階調表現を決定するガンマカーブの補正をします。
シネマ:
映画の画面特性に近い階調のガンマカーブになります。
スタンダード:
標準のガンマカーブにします。
[設定値:シネマ、 スタンダード]
[WDR]項目が“切”以外に設定されている場合、“---”と表示され選択できません。
レベル
[ガンマ]項目を“スタンダード”または“シネマ”に設定したとき、それぞれに設定できます。
数字を大きく:
黒の階調をよくします。ただし、明るい部分の階調は悪くなります。
数字を小さく:
明るい部分の階調をよくします。ただし、黒の階調は悪くなります。
[設定値:-5~+5( 0)]
WDR
WDR(Wide Dynamic Range)機能の設定を行います。
逆光の状況などでダイナミックレンジが広い被写体を撮影する場合、入力映像信号に応じた階調補正処理を加えることで映像のコントラスト感を保持しながらダイナミックレンジを圧縮する機能です。
強:
屋外や逆光が強い状況などのよりダイナミックレンジの広い被写体用に、階調補正効果を強めた設定です。
ナチュラル:
ワイドダイナミックレンジの標準設定です。
弱:
標準設定より、階調補正効果を弱めた設定です
切:
ワイドダイナミックレンジ機能を“切”にします。
[設定値:強、ナチュラル、弱、 切]
[WDR]が“切”以外に設定されている場合、[暗部調整]、[ニー]、[ガンマ]、[ホワイトクリップ]は選択できません。
ホワイトバランス...
ホワイトバランスに関するメニューです。
詳細につきましては、「ホワイトバランスを調整する 」をご覧ください。
カラーマトリクス
カラーマトリクス設定をします。
シネマ(和らか):
映画の画面特性に近く、落ち着いた色合いのカラーマトリクスになります。
シネマ(鮮やか):
映画の画面特性に近く、あざやかな色合いのカラーマトリクスになります。
スタンダード:
標準のカラーマトリクスにします。
切:
カラーマトリクス機能をOffにします。
[設定値:シネマ(和らか)、シネマ(鮮やか)、 スタンダード、切]
調整
[カラーマトリクス]を好みの色に調整します。
[カラーマトリクス]を好みの色に調整します。
原色と補色の計6 色それぞれの彩度、色相、明度を設定することができます。
[カラーマトリクス]項目の “スタンダード”、“シネマ(鮮やか)”、“シネマ(和らか)”それぞれに調整値を保持することができます。
[明度/彩度 設定範囲:-10~+10]
( ±10% めやす)
[色相 設定範囲:-5~+5]( ± 5°めやす)
[カラーマトリクス]項目を“切”に設定時は選択できません。
カラーゲイン
映像信号の色レベルを調整します。数字が大きくなるにつれて、色が濃くなります。
[設定値:-50~+15、切( 0)]
“切”に設定されている場合、白黒映像となります。
リバースピクチャー
レンズ像の上下左右が反転している場合、“反転”に設定すると正しく記録することができます。
反転:
記録を上下左右に反転する。
切:
記録を上下左右に反転しない。
[設定値:反転、 切]
撮影モード
カメラの画作りの設定を切り換えます。
標準:
通常撮影モードです。
ノイズ感を抑えた画質優先の画作りに適した設定です。
ライティングのしっかりした場所で使用してください。
拡張:
感度を向上させた撮影モードです。
幅広い明るさでの撮影が可能な設定です。
ライティングの管理が難しく、明るさの足りない場合に使用してください。
[設定値: 標準、拡張]
カメラ設定リセット
[カメラ設定]メニューの全項目を初期値に戻します。