ネットワークに関する設定を行います。
入力に使用するソフトウェアキーボードは、設定する項目によってかわります。
ネットワーク/設定項目
TOPWeb
Webブラウザを使用した機能を使用するための設定を行ないます。
Webアクセス
Webブラウザからアクセスする場合、“入”に設定します。
[設定値: 入、切]
カメラ名
Webブラウザで表示される名称を設定します。ソフトウェアキーボードで8文字まで入力できます。
(初期値:HM660)
ログイン名 (固定)
ログイン名は“prohd”固定で変更できません。
パスワード変更
Webブラウザからアクセスするためのパスワードを変更します。
現在のパスワードが表示されますので、直接変更してください。
ソフトウェアキーボードで31文字まで入力できます。
ライブストリーミング設定
ライブ映像を配信するための設定を行ないます。
ライブストリーミング中は変更できません。
以下の場合、このメニューには入れません。
[記録フォーマット] [システム]が“HD+SD”または“HD+Web”のとき
[記録フォーマット] [フレーム数/画質]が“24p”、“50p”または“60p”のとき
(※“50p”, “60p”は解像度が1920x1080の場合)
ライブストリーミング
“入”に設定した場合、ライブ配信を開始します。
[設定値:入、 切]
ネットワーク接続が完了していない場合、“入”にはできません。
FTP実行中、“入”にはできません。
電源OFF時に“切”になります。
サーバー
ライブストリーミングサーバーを選択します。
[設定値: Server1、Server2、Server3、Server4]
ライブストリーミング中(ライブストリーミングを“入”に設定したとき)は変更できません。
ストリーミングサーバー
ライブストリーミングサーバーの設定をします。
ライブストリーミング中(ライブストリーミングを“入”に設定したとき)は変更できません。
Server1/Server2/Server3/Server4
設定名
本機で設定を区別するための名称を設定します。
[サーバー]の選択肢には、本項目で設定した名称が表示されます。
初期値は“Server1/Server2/Server3/Server4”です。
最大31文字、ASCII文字で入力可能です。
タイプ
配信映像の転送方式を設定します。
[設定値: MPEG2-TS/UDP、MPEG2-TS/TCP、MPEG2-TS/RTP、RTSP/RTP、ZIXI、RTMP]
それぞれの転送方式に対応している受信機器を組み合わせてお使いください。
“ZIXI”に設定する場合、別途専用のサーバーが必要になります。
本項目の設定によって、以降の設定できる項目が異なります。
送信先アドレス
ライブ配信先のIPアドレスやホスト名などを設定します。
最大127文字、半角英数字(a~z、0~9)、半角のハイフン[-]、ドット[.]で入力可能。
送信先URL
“rtmp://”から始まるライブ配信先のURLを入力します。
初期値は、なし(空文字)です。
最大191文字、ASCII文字で入力可能です。
送信先ポート
1~65535の整数でライブ配信先のネットワークポート番号を入力します。
[タイプ]項目を“MPEG2-TS/UDP”、“MPEG2-TS/TCP”または“MPEG2-TS/RTP”に設定の場合、初期値は“6504”です。“ZIXI”に設定の場合、初期値は“2088”です。
[タイプ]項目が“MPEG2-TS/RTP”に設定の場合、2~65530までの偶数のみポート番号に設定可能です。
[タイプ]項目を“MPEG2-TS/RTP”に設定し、[SMPTE 2022-1 FEC]項目を“入”に設定した場合、設定したポート番号(N)に加え、N+2およびN+4のポート番号も使用されます。
ストリームID
ライブ配信先で登録されているストリームIDを設定します。
初期値は機種によって異なります。
最大63文字入力可能。
ストリームキー
ライブ配信先で指定されたストリームキーを入力します。
初期値は、なし(空文字)です。
最大63文字入力可能。
パスワード
[ストリームID]に対するパスワードを設定します。
初期値は、なし(空文字)です。
最大127文字入力可能。[タイプ]項目を“RTSP/RTP”に設定した場合、最大31文字入力可能。
レイテンシ
レイテンシモードを設定します。
[設定値:高、中、 低、最小(ZIXI切)]
適応ビットレート
“入”に設定すると、ライブストリーミングのビットレート設定値を最大とし、ネットワーク帯域の変化に応じて自動的にビットレートを変更します。
[設定値:入、 切]
[タイプ]項目が“ZIXI”であり、[レイテンシ]項目が“最小(ZIXI切)”以外のときに、[適応ビットレート]項目が設定可能です。
“入”に設定時のみステータス画面にビットレートが表示されます。
PCRジッタ―
“低”に設定すると、ライブストリーミングのPCRジッターを低減します。
[設定値:低、 標準]
[タイプ]項目が“MPEG2-TS/UDP”のときにのみ設定可能です。
SMPTE 2022-1 FEC
“入”に設定すると、FEC(前方誤り訂正)を使用します。
損失パケットを再送することなく、デコーダー上の処理で損失パケットを回復できる伝送方式です。
[設定値:入、 切]
デコーダー側がSMPTE 2022-1に対応している必要があります。
FECマトリクス
SMPTE2022-1設定時のFEC(前方誤り訂正)のオーバーヘッド量を設定します。
[SMPTE 2022-1 FEC]項目が“入”のときにのみ設定可能です。
解像度
ライブ配信時の映像の解像度を設定します。
設定を変更するとカメラが再起動します。そのときに“お待ちください...”と表示されます。
[記録フォーマット]項目の[ 解像度]および[ フレーム数/画質]の設定によって選択肢が変わります。
解像度 |
フレーム数/画質のフレーム数 |
設定値
|
---|---|---|
1920x1080、1440x1080 |
60i、30p |
1920x1080、1280x720、720x480、640x360 |
50i、25p |
1920x1080、1280x720、720x576、640x360 |
|
1280x720 |
60p、30p |
1280x720、720x480、640x360 |
50p、25p |
1280x720、720x576、640x360 |
|
720x480 |
60i |
720x480、640x360 |
ライブストリーミング中、および記録中は変更できません。
ライブストリーミング映像のアスペクト比は“16:9”固定です。
フレーム数/画質
ライブ配信時の映像のフレームレートおよびエンコードビットレートを設定します。
上記の[解像度]および[記録フォーマット]項目、[ フレーム数/画質]の設定によって選択肢が変わります。
フレーム数/画質のフレーム数 |
解像度 |
設定値
|
---|---|---|
60p、60i、30p |
1920x1080 |
60i(12.0 M)、 |
1280x 720 |
30p(8.0 M)、 |
|
720x 480 |
60i(8.0 M)、 |
|
640x 360 |
30p(3.0 M)、 |
|
50p、50i、25p |
1920x1080 |
50i(12.0 M)、 |
1280x 720 |
25p(8.0 M)、 |
|
720x 576 |
50i(8.0 M)、 |
|
640x 360 |
25p(3.0 M)、 |
ライブストリーミング中は変更できません。
[タイプ]項目が“MPEG2-TS/RTP”または“RTSP/RTP”の場合、5.0 Mbpsを超えるエンコードビットレートは設定できません。
[タイプ]項目を“ZIXI”に設定し[レイテンシ]項目を“低”以外に設定した場合、5.0 Mbpsを超えるエンコードビットレートは設定できません。
[タイプ]項目を“ZIXI”に設定し[レイテンシ]項目を“低”に設定した場合、または[タイプ]項目を“RTMP”に設定した場合、3.0 Mbpsを超えるエンコードビットレートは設定できません。
接続設定
ネットワーク接続するための接続設定を行います。
設定は、背面[HOST]端子に接続したアダプターにあわせて[ウィザード]画面が表示され、それに従って行います。
[ウィザード]画面で設定した内容は、読み込み、保存、削除が可能です。
ウィザード
背面[HOST]端子に接続したアダプターにあわせて[ウィザード]画面が表示されます。
それに従って設定します。
読み込み
[ウィザード]画面での設定を呼び出します。
保存
[ウィザード]画面での設定を保存します。
削除
保存した設定を削除します。
APN
APN(アクセスポイントネーム)を設定します。
APNを設定できないアダプターを装着している場合、グレー表示となり選択できません。
APNの設定は本機ではなくセルラーアダプターに書き込まれます。
誤ったAPNを設定した場合、通信できなかったり、通信会社から高額な請求をされたりする場合がありますので、正しく設定してください。
メタデータサーバー
メタデータをインポートするFTPサーバーとインポートするファイルのパスについて登録します。
設定は4つ登録可能です。
Meta-FTP1~Meta-FTP4
(それぞれの[設定名]項目で設定した名称が表示)
設定名
本機で設定を区別するための名称を設定します。
[メタデータインポート]の選択肢には、本項目で設定された名称が表示されます。
最大31文字入力可能。
プロトコル
接続するFTPサーバーのプロトコルを設定します。
FTP:
送受信データを暗号化しないプロトコルです。
SFTP:
SSHを利用して送受信データを暗号化するプロトコルです。
FTPS:
SSLまたはTLSにより送受信データを暗号化するプロトコルです。Implicitモード(接続開始時から暗号化通信を開始する)を利用します。
FTPES:
SSLまたはTLSにより送受信データを暗号化するプロトコルです。Explicitモード(暗号化通信が許可されてから開始する)を利用します。
[設定値: FTP、SFTP、FTPS、FTPES]
サーバー
FTPサーバーのサーバー名(“mystation.com”など)またはIPアドレス(“192.168.0.1”など)を設定します。
最大127文字、半角英数字(a~z、0~9)、半角のハイフン[-]、ドット[.]で入力可能。
ポート
1~65535の整数でFTPサーバーの使用ポート番号を入力します。
初期値はプロトコルの設定によって異なります。
(FTP時:21、SFTP時:22 、FTPS時:990、FTPES時:21)
ファイルパス
メタデータファイルのパス名(“/pub/meta.xml”、“/home/user/meta2.xml”など)を入力します。
最大127文字入力可能。
ユーザー名
FTPサーバーに接続するためのユーザー名を入力します。
最大31文字入力可能。
パスワード
FTPサーバーに接続するためのパスワードを入力します。
最大31文字入力可能。
パッシブモード
ファイル転送に使う通信モードをパッシブモードにするかどうかを設定します。
カメラがファイアウォールの内側にあり、FTPサーバーからカメラへ接続できない環境の場合、“入”に設定します。
[設定値:入、 切]
[プロトコル]項目を“SFTP”に設定した場合、“---”と表示され、設定できません。
クリップサーバー
SDカードに記録したクリップをFTPサーバーへアップロードする場合のサーバーとディレクトリを設定します。
Clip-FTP1~Clip-FTP4
(それぞれの[設定名]項目で設定した名称が表示)
設定名
本機で設定を区別するための名称を設定します。
サムネイル画面のアクションの[FTPアップロード]画面には、本項目で設定された名称が表示されます。
最大31文字入力可能。
プロトコル
接続するFTPサーバーのプロトコルを設定します。
FTP:
送受信データを暗号化しないプロトコルです。
SFTP:
SSHを利用して送受信データを暗号化するプロトコルです。
FTPS:
SSLまたはTLSにより送受信データを暗号化するプロトコルです。Implicitモード(接続開始時から暗号化通信を開始する)を利用します。
FTPES:
SSLまたはTLSにより送受信データを暗号化するプロトコルです。Explicitモード(暗号化通信が許可されてから開始する)を利用します。
ZIXI:
中継サーバーを経由することで、ジッターやパケットロスを大幅に低減し安定した転送を可能にします。
[設定値: FTP、SFTP、FTPS、FTPES、ZIXI]
“ZIXI”に設定する場合、別途専用のサーバーが必要になります。
“ZIXI”に設定した場合、レジューム機能は有効になります。
サーバー
FTPサーバーのサーバー名(“mystation.com”など)またはIPアドレス(“192.168.0.1”など)を設定します。
最大127文字、半角英数字(a~z、0~9)、半角のハイフン[-]、ドット[.]で入力可能。
ポート
1~65535の整数でFTPサーバーの使用ポート番号を入力します。
初期値はプロトコルの設定によって異なります。
(FTP時:21、SFTP時:22 、FTPS時:990、FTPES時:21、ZIXI時:2088)
ディレクトリパス
アップロードするディレクトリのパス名(“/pub”、“/home/user”など)を入力します。
最大127文字入力可能。
ユーザー名
FTPサーバーに接続するためのユーザー名を入力します。
最大31文字入力可能。
ストリームID
アップロード先で登録されているストリームIDを設定します。
初期値は機種によって異なります。
最大63文字入力可能。
パスワード
FTPサーバーに接続するためのパスワードを入力します。
最大31文字入力可能。[プロトコル]項目を“ZIXI”に設定した場合、最大文字数は127文字です。
パッシブモード
ファイル転送に使う通信モードをパッシブモードにするかどうかを設定します。
カメラがファイアウォールの内側にあり、FTPサーバーからカメラへ接続できない環境の場合、“入”に設定します。
[設定値:入、 切]
[プロトコル]項目を“SFTP”または“ZIXI”に設定した場合、“---”と表示され、設定できません。
ネットワーク設定リセット
[ネットワーク]メニューの全項目を初期値に戻します。