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設置・接続の準備(VN-H658)
ご注意
安全上、すべての接続が終わったことを確認してから電源を入れてください。
電源を入れると初期動作としてパン/チルト動作をします。初期動作を止めるためにはPT-STOP端子をGND 端子と短絡した状態で電源を入れてください。詳しくは「⓬アラーム信号端子(9ピン)」をご覧ください。アラーム信号端子(9ピン)
設置時にはパン/チルト機構部を持たないでください。
カメラの取り付けは、落下物から目を保護するため、必ず保護めがねを着用して行なってください。
本機を天井直付けする場合の落下防止ワイヤーは付属されておりません。事前に、本機の質量に耐えられる十分な強度の落下防止ワイヤーを別途用意してください。
1天井に穴をあけ(添付のテンプレート使用)、ケーブル類を穴から出す
添付のテンプレートを使用し、接続ケーブルを天井裏に通す穴(Φ80 mm)をあけてください。
必要に応じて、カメラを天井に取り付けるためのねじ穴もあけてください。その場合、カメラを正面に向けたい方向にテンプレートの“FRONT”を合わせてねじ穴をあけてください。
あらかじめ天井スラブなどに取り付けた落下防止ワイヤー、電源ケーブル、LANケーブル、アラーム信号ケーブルおよびオーディオケーブルなどを天井から出してください。

ご注意
落下防止ワイヤーは十分な強度を持った場所に取り付けてください。
本機を取り付ける天井は、本機の荷重に十分耐えられる場所を選んでください。
2ドームカバーをはずす
ドームカバーを反時計方向に回してはずします。

3梱包用部材をはずす
テープ、梱包シート、レンズキャップをはずしてください。

4microSDカードを挿入する
microSDカバーを開け、microSDカードを挿入し、microSDカバーを閉めます。
詳しくは「本機で使用可能なmicroSDカードについて」をご覧ください。microSDカードについて

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microSDカバーを矢印の方向に持ち上げるようにし、開けてください。
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microSDカードスロットにmicroSDカードを挿入してください。
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microSDカバーを閉めてください。

microSDカードは、カチっと音がするまで差し込んでください。


ご注意
レンズ部(カメラモジュール)は回転しやすいので、レンズに触れないようにしてレンズ部を手で固定してください。
microSDカードを取り出すときは、挿入と同じ手順でmicroSDカバーを開けてから、カードを取り出してください。
microSDカードを奥に押し込むと、カードが取り出せます。
microSDカバーの閉め方が不確実だと、カメラが回転した際に、ドームカバー等と接触する恐れがあります。図のように、microSDカバーを確実に閉めてください。

microSDカードの挿入および交換は、本機の電源を切った状態で行なってください。
microSDカードに書き込み中に電源を切ったり、取り出したりすると、カード内の記録データが破損します。
microSDカードを取り出すときは、[SDカード記録]ページで[アンマウント]ボタンを押してから取り出してください。
microSDカバーを開けたりmicroSDカードを取り出したりするときは、工具やmicroSDカバー周囲の金属などでけがをしないように気を付けてください。
microSDカードを取り出すときに、勢いよく飛び出ることがありますので十分注意し、失くさないようにしてください。
5ターミナルカバーをはずす
天井取付部のねじ2箇所をゆるめて、ターミナルカバーをはずしてください。

6落下防止ワイヤーを取り付ける

ご注意
本機に付属の落下防止ワイヤーは、天井埋込ブラケットWB-S685B用です。
天井直付けの場合に付属の落下防止ワイヤーを使用すると、天井に落下防止ワイヤーがぶつかる恐れがあり、カメラ本体が水平に取り付きません。
天井直付けする場合は、天井に落下防止ワイヤーがぶつからないよう、上図の寸法の落下防止ワイヤーを別に準備してください。
落下防止ワイヤーは本機の質量に十分耐えられる強度のもの(総質量の10倍以上)を使用してください。
固定ねじはカメラに取り付けてあるねじ(M4)をはずして使用してください。
メモ
ワイヤーは天井構造物と絶縁できるように接続してください。天井構造物が金属の場合、カメラとの絶縁をとらないと映像にノイズが入ることがあります。
7電源ケーブルを接続する
AC24 V 電源で電源供給する場合は、電源ケーブルを接続してください。
PoE+で電源供給する場合は、電源ケーブルの接続は不要です。次の手順へお進みください。

AC24V と接続する場合の電源ケーブルについて(参考値)
導体直径(mm) |
最大接続距離(m) |
---|---|
Φ1.0以上 |
40 |
Φ1.6 以上 |
100 |
Φ2.0 以上 |
180 |
Φ2.6 以上 |
300 |
ご注意
電源ケーブルとLANケーブルの両方から電源が供給された場合、電源ケーブルからの電源が優先されます。
電源ユニットにTK-A241を使用する場合は、“OUTPUT1(MAX 3.2 A)”を接続してください。
“OUTPUT2(MAX 1 A)”または“OUTPUT3(MAX 1 A)”に接続すると電流容量が不足することがあります。
TK-A241の取扱説明書も併せてご覧ください。
電源ユニットにTK-A241を使用する場合は、ユニット1台につき本機1台のみ使用可能です。
8LANケーブルを接続する
カテゴリー5e以上/100 m 以下のLANケーブルで接続してください。
UTP(シールド無し)を使用してください。

LAN ケーブルでハブまたはパソコンに接続してください。
ハブに接続する場合: ストレートケーブルを使用してください。
パソコンに接続する場合: クロスケーブルを使用してください。
ご注意
パソコンによってはクロスケーブルを使用できない機種があります。カメラをパソコンに直結する場合には事前にパソコンのLAN仕様を確認してください。
9アラーム信号端子にアラーム信号ケーブルを接続する
アラーム信号端子と、センサー、ブザーなどの外部機器を接続します。
アラームケーブルは長さ50 m以下、UL1007 またはUL1015 相当品、AWG24~AWG16相当品をご使用ください。
アラーム信号端子のピン番号と信号名については、「⓬アラーム信号端子(9ピン)」をご覧ください。アラーム信号端子(9ピン)
アラーム入出力について詳しくは、「アラーム入出力信号について」をご覧ください。アラーム入出力信号について

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スクリューターミナルの両端のねじをマイナスドライバーで緩めて、スクリューターミナルをはずしてください。
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アラーム信号ケーブルの被ふくを4 mm ほどむいて、スクリューターミナルに差し込んでください。
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側面のスクリューを回しアラーム信号ケーブルを固定してください。
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アラーム信号ケーブルを固定したら、①ではずしたねじを使用して、スクリューターミナルを元に戻してください。
メモ
マイナスドライバーの先端をスクリューターミナルの隙間に入れると、スクリューターミナルがはずしやすくなります。
メモ
ケーブルが差し込めない場合はスクリューターミナルの側面のスクリューを反時計方向に回してください。
ご注意
外来の雑音などによって、長さ50 m以下でも誤動作を起こす場合があります。その場合は、雑音源からケーブルを遠ざけるなどの処置を行なってください。
10オーディオケーブルを接続する
オーディオケーブルは長さ5 m以下のシールドケーブルを推奨いたします。
事前に、オーディオ機器に接続するケーブルを別途用意してください。
AUDIO IN端子AUDIO IN:プラグインパワー方式対応のコンデンサーマイクなどと接続します。
AUDIO OUT端子AUDIO OUT:アンプ内蔵スピーカーなどと接続します。

11ケーブル類の接続が終わったら、ワイヤークランプ(付属)でケーブルを束ねる

ご注意
ケーブルが絡まって断線するのを防ぐため、必ずワイヤークランプ固定穴にワイヤークランプを通してケーブル類を束ねてください。
12ターミナルカバーを取り付ける
手順3ではずしたターミナルカバーを元に戻します。カメラの取り付け方法によってケーブルを出す方向が変わります。
ケーブルを横出しする場合

ケーブルを上出しする場合

ご注意
異物やほこりが入らないよう、ターミナルカバーは必ず取り付けてください。
ケーブルを上出しする場合、落下防止ワイヤーはターミナルカバーの下をくぐらせてケーブル類と合わせて上出ししてください。
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